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Amazon 「全品送料無料」が廃止に

アマゾンが2010年から無料だった通常配送料を改定し、小計が2,000円未満の場合の送料を350円(税込)に引き上げました。小計2,000円以上の場合はこれまでどおり無料。プライム会員も引き続き全商品配送料無料を継続します。(書籍とAmazonギフト券は今後も無料)。

▼実際の画面がこちら

2,000円未満の商品を購入する際には、配送料・手数料として「350円」が追加されています

Amazon 注文画像1

▼ユーザへの影響は…

プライム会員の年額会員費は3,900円。単純にひと月あたりでは325円でしかありません。

1回の配送料を350円と仮定すれば、年12回、つまり月1回以上のペースで2,000円未満の商品を注文する人なら元が取れる計算です。

さらに動画見放題・音楽聴き放題、どんな商品でも送料無料で素早く届けてくれるとあれば、年に数回だけしかAmazonで買い物をしない人でも十分なお得感はありそうです。

▼ショップへの影響は…

すでに2,000円未満の商品はFBAを解約し、自社配送に切り替えると決めた大手店舗もいるようで、送料を含めた「販売価格」に大きく影響が出てきています。

2,000円未満の商品については、変更前後のユニットセッション率や販売数に注意し、今後の動向にあわせた対応が必須です。

特に他社でも取り扱いがある商品については、柔軟な対応が必要とされます。

Amazonスポンサープロダクトなどの運用も然りです。

▼今後の動向は…

・2015年10~12月期のAmazonプライム会員数は、前年比51%の増加。

(米Amazon.com 第4四半期(10~12月)決算より)

昨年末、一気にプライム会員を増やしたAmazon。

今年も会員増加がミッションであれば、Amazonプライムユーザへの様々な優遇施策が実施されそうです。

またAmazonだけでなく、これを契機に他の通販サイトがどのような対策をとるのかも注視が必要です。

※Amazon.co.jp(配送料について) https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=642982

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